小学校も中学校も卒業式が終わって、何となく学校の中が寂しい。
新しい学びの場に進んだ子達は期待と不安でいっぱいなんだろうな。
毎年子ども達が卒業していくのを見送るけれど、いつも伝えたいけど言えないことがある。
それは、困ったことやしんどいことがあったら、いつでも言いにおいでってこと。
新しい環境は心細いだろう。
先生や友達とも、新しく信頼関係を築かないとならない。
思春期に入っているから、親にも話しにくいかもしれない。
でも、先生でもない、お手伝いに入ってる私みたいなおばちゃんにだったら言えることがあると思うんだよ。
子ども達が集まれる場所が年々少なくなってる豊中市。
子ども同士の繋がり、大人との繋がり、地域との繋がり、どれもなんだか希薄になってるような気がするんだよね。
それでも、子ども達の時間は止まることなく進んで、成長していく。
ちょっとでいいんだ。
子ども達の話を真摯に聞いてくれたら。
それが言い訳であっても、主観的な意見であっても、もしかしたら気を引きたいための嘘であっても。
話すってことはそれだけ誰かに注目されたかったり、胸にしまっておけない程の苦しさがあったりするってことだから。
「そうなんだね。」
って一言返してあげるところから、心のつながりが生まれるって私は思ってる。
自分の気持ちを受け入れてくれるんだってわかった子は、ちゃんと一人で歩きだせるんだっていうところもたくさん見てきた。
子ども一人一人が、大人と同じ『人間』。
まだ幼いけれど、ちゃんと人格のある人間だから、どうかたくさんの大人が子ども達が困ったときには優しく手を差し伸べてあげてほしいなって思う。
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