
なんでか分からないけれど、ここ数年『居場所』って言葉が流行ってるよね。子どもの居場所なんてよく聞く代表格なんじゃないかな。
ちょっと前は『子ども食堂』だった。
子ども達にとって、この『子ども』と名の付く『居場所』や『食堂』って、どんな場所なんだろうなとここのところずっと考えてたんだよね。
豊中市で子どもにヒアリングした『子どもの居場所』に関してのインタビューでは、あんまりいいイメージではなかったんだよね。
『困っている子が』、とか『貧しい子が』、とかそういう子たちが集まるところって印象が強いみたい。そうじゃないよ、いろんな子が集まって遊んだり話したりできる場所だよと説明されて、初めて「それなら楽しそう」「行ってみたい」って感想が出てくるようだった。
名前から受ける印象って怖いなって、私は思ったんだよね。
豊中市には子どもが集まって遊ぶ場所が少ない。児童館がない。図書館も統廃合される。自習する場所もほとんどない。困ったときに声をかけてくれたり、見守ってる大人がいない。
友達と一緒に出掛けて遊ぶ、公園以外の場所。雨風関係なく遊べる場所。大人に見守られて自由にいられる場所。泣きたいときに泣きに来れる場所。分からないことを分からないと訊きに来れる場所。
そういう場所をなんて呼ぶんだろう?
でも、私が必要だなって考える場所は、そういう場所なんだ。
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