道を歩いていたら、可愛い女の子を連れたお母さんとすれ違った。お子さんはまだ抱っこできるくらいの年齢で、あどけなかった。

よく見る光景なのに、なぜかこの時私は次女と2人で大きな病院に検査に通っていた日々を思い出したんだよね。

私は次女の発達障害のことがものすごく心配で、次女はもう抱っこができる年齢ではなかったけど、どこかあどけなくて、可愛くて仕方がなかった。

当時の私の心の中は、『この子のしんどさをなんとか軽減して、楽しく生活できるようにさせてあげたい』ってそればっかりだったんだけど、今思うと、ああやって手を繋いで、あどけなく笑う娘を大事に思いながら歩く道のりって、実は豊かな時間だったんじゃなかろうか。

心配だったけど、大事な存在と手を繋いで、愛しんで、色んな話をしながら歩く時間って、子どもが大きくなってくるとあんまりない。

心配事はたくさんあったし、今も心配なことはたくさんあるけど、私、幸せだったんだなぁとふと思った。そして多分今も、幸せなんだ。その幸せに気がつく瞬間が、ちょっとしたことがきっかけでやってくる時がきっとまたくるんだろう。そうだといいなぁ。

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