昨日は私事だったけど、今日は全く違った視点から。

凸凹さんの中には、表情を作るのがすごく苦手な子たちがいるんだよね。

表情が乏しい。どんな顔をしていいのか分からない。怒られてるのに全然響いてないような素振りを見せる子なんかもいる。でも、本当は響いていないわけじゃなくて、どんな顔をしていいのか分からないだけだったりするんだよね。

そういう子たちって、家庭で「こういう気持ちの時にはこういう表情だよ~。」って教えて一緒にやってみたり、慣れてきたらそれをゲームにしてみたり、本人が近位するようになったら鏡の前で表情の練習をしたりとかってことも必要だったりする。

逆に、ずっと笑顔って子もいる。

怒られてるのにニコニコしてて、「叱られてるのに何笑ってるんだ!」なんて先生に怒られてる子、クラスにいたりしなかったかな。

いつもニコニコしていて、何を言われてもニコニコ。でも、心の琴線に触れるような言葉に触れるとき、急に泣き出したりする。

この『ニコニコ笑っている』にはちゃんと理由がある。

人間って、80%くらいの確率で笑顔でいると人を不快にさせないらしいんだよね。

凸凹さんはどんな表情をしていいのか分からない場合、一番人を不快にしない表情を選択しているとも言えるわけ。笑顔でいたら、80%は何とかなっちゃう。

でもそれで本当にいいのかって言われたら、いいはずない。

表情は気持ちの表れって、大抵の人は思ってコミュニケーションを取っているから。

笑顔にも色んな意味があるし、その場に適した表情ってものがある。

そういった表情の『意味』がガバッと抜け落ちちゃってるというか、分からない。

だから、ニコニコしているからって、傷ついていないとか、ふざけているとか、常に穏やかな子だとか思うのは結構危険なんだよね。

やっぱり、何か不自然さを感じる時には、当人に

「笑顔でいるけど、本当は悲しかったり、落ち込んでたりする?」

とか、訊いてみないといけないんじゃないかな…

そういうフォローをしてくれる人が傍にいるだけで、きっと凸凹さんは安心して過ごすことができるんじゃないかなって思ってます。

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